●平成16年度 (社)日本水環境学会東北支部セミナー報告●
(平成16年11月10日)


 平成16年11月10日に山形市の「遊学館」(山形県生涯学習センター)において平成16年度(社)日本水環境学会東北支部セミナーが開催されました。
 セミナーでは、東北大学大学院の野池達也教授から「バイオマス・ニッポン総合戦略の推進における嫌気性処理技術の重要性」と題して講演をいただき、嫌気性処理の歴史的背景から循環型社会の形成に貢献する嫌気性消化等の近年のバイオマス活用事例まで詳しく御紹介いただきました。
 また、地元山形から、「美しい山形・最上川フォーラム 清流部会」の大泉茂氏から「市民参加の"身近な川や水辺の健康診断"の取り組みについて」と題して、市民活動としてのフォーラム活動の一端を御紹介いただき、最後に汚泥の有効利用の実例として山形市浄化センターの奥出晃一氏から「山形市浄化センターにおける有機質資源の有効利用について」と題して山形市の取り組みを御紹介していただきました。
 担当者のPR不足と他学会行事が重なるなどの要因により参加人数が40名程度と若干少なかったことは残念でしたが、その分活発な質疑が交わされ参加者、講演者とも満足がいく議論がなされたと思っております。

 参加された皆様ならびに御協力いただいた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

                    (山形県環境科学研究センター 水環境部  長澤 吉輝)


セミナーの模様
    
野池教授のご講演

懇親会の模様

inserted by FC2 system